簡単なデータベース・マニュアルのググり方 ~今日から使える現場技~

未経験
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ITエンジニアのYukiです。

今回は、データベースのマニュアルを簡単に検索する方法をご紹介します。

主に初心者向けの情報ですが、小技も紹介するので、ベテランの人にも役立つかもしれません。

またデータベースだけでなく、マニュアル全般にも応用できます。

データベースの設定について調べたいとき、検索結果がたくさんヒットすることがよくあります。古い情報が混ざっていたり、調べたいこととは関係のない記事だったり、その中から目的の情報を見つけるのは、慣れてないと意外に大変です。

そういう時は一次情報、つまり公式マニュアルを見るのが一番です。正確な説明で、細かなオプションや注意事項も含め載っています。

Googleの検索オプションをうまく指定すると、目的の情報にすぐたどり着けます。

 

当ブログ内の記事「100日でPostgreSQLをマスター(9日目)~インストールとデータベースクラスタ作成~」で、おまけで書いたPostgreSQLマニュアルのググり方を広げて書いてみました。

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Googleの検索オプション

サイト内検索を使う

サイト内検索を使えば、対象をメーカや公式情報のサイトに絞れます。やり方は検索キーワードに「site:ドメイン名」と追加します。たとえば、PostgreSQLなら「site:postgresql.jp」、Oracleなら「site:docs.oracle.com」といった具合です。PostgreSQLは、日本語翻訳をしているPostgreSQLユーザ会のサイトです。

たとえば、PostgreSQLのwork_memパラメータについて調べるなら、以下のように指定します。

work_mem site:postgresql.jp
検索

主なデータベースで、指定するドメイン名は以下の通りです。

  • site:docs.oracle.com (Oracle)
  • site:docs.microsoft.com (SQLServer)
  • site:dev.mysql.com (MySQL)
  • site:postgresql.jp(PostgreSQL)

MicrosoftはSQLServer以外の製品もあるので、「SQLServer」もキーワードに追加すると良いでしょう。(Oracleもいろいろな製品がありますが、データベースのことを調べるときは、たいていトップに来ます)

これで公式情報に簡単にたどり着けます。

日付範囲を絞る

「after:」/「before:」を指定する

さらに、古い情報を減らしたい場合は、日付範囲で「after:」を指定します。

たとえば、Oracle 19cの情報を調べたいとなったら、リリース年の2019年以降を指定することで、目的の情報が上位に来る確率が上がります。

たとえば、「sga_target site:docs.oracle.com」検索しても、必ずしも新しい19cの情報が一番上には来てくれません。試したところ、1位は少し古いバージョンの11gでした。

19cのリリースは、2019年ですので、「after:2019/1/1」を追加で指定してみましょう。試したところ、19cのページがトップに来ました。このように古い情報を除外することができます。

なお、日付の区切り文字は、「after:2019-1-1」のようにハイフンも可能です。

ただし、古いバージョンのマニュアルも更新日が上がることがあるので完璧ではありません。更新日と公開日のどちらを基準に検索されるかはサイトによるかもしれません。

一方、「after:」があれば逆の「before:」もあります。こちらも古いバージョンのページで更新日が上がった時に、検索結果に出なくなる可能性があるので注意が必要です。

バージョンを指定する

単にキーワードにバージョンを追加する方が良いこともあります。

たとえば「19c」をキーワードに追加して検索してみます。試したところ、これでも19cの情報がトップに来ました。

このように、日付やバージョンで絞って目的のページを探せます。

Oracle各バージョンのリリース年

補足としてOracleの最近のバージョンのリリース年をまとめます。

12cR2以前

  • 10gR2: 2005年
  • 11gR1: 2007年
  • 11gR2: 2009年
  • 12cR1: 2013年
  • 12cR2: 2016年

※12cR2以前は、WikiPediaより

18c以降

  • 18c: 2018年
  • 19c: 2019年
  • 21c: 2021年

18c以降はリリース年の下2桁がバージョンになってます。

わかりやすいですね。

他のデータベースのリリース年の紹介は省きます。と言うのも続いて紹介するように、Oracle以外は日付で検索しなくても、たどり着いたページでバージョンを切り替えられます。

バージョンの切り替え方

Oracle以外のデータベースは、別バージョンへの切り替えが、簡単にできます。

適当なバージョンのページにたどり着いた後に、バージョンを切り替える方が楽だと思います。

各データベースのマニュアルページでのバージョンの切り替え方を説明します。

SQLServerの場合

Microsoftのマニュアルでは、ページ左肩の部分に製品とバージョンを選択するドロップダウンがあります。

(Microsoft | Docs > SQL ドキュメント メモリ管理アーキテクチャ ガイドより)

MySQLの場合

MySQLは、ページ右肩のドロップダウンでバージョンを選べます。

MySQL 8.0 リファレンスマニュアルより)

PostgreSQLの場合

PostgreSQLは、ページ右肩のボタンでバージョン選択のための小窓が開きます。

(PostgreSQL 9.0.4文書>第 18章サーバの設定より)

Oracleの場合

Oracleでは別バージョンの該当ページに飛ぶことができません。

Oracleさん、簡単に切り替えられるようにしてもらえないでしょうか?

マニュアルを読んでも理解できないときは

マニュアルを読んでもよくわからないことがあるかもしれません。

マニュアルの記述は、表現が難かったり、専門用語が多かったりで初心者にはきびしいですね。

Oracleのわかりやすいサイト

 

Oracleについては、わかりやすいサイトを集めてみました。

よかったら、参考にしてください。

Oracle技術解説サイト11選 ~易しく正確な情報の探し方~

まとめ

今回はデータベースのマニュアルの簡単な探し方をご紹介しました。

初心者のうちは正しい情報にたどり着くのが難しかったりしますよね。データベースは専門外という方も、この方法ですばやく簡単に公式情報が探せます。

データベース以外の場合も、そのメーカや公式サイトさえ指定すればよいので応用可能です。

 

私もよく使ってます。

よかったら試してみてください。

 

 

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